オリーブの木について

オリーブの木について
オリーブの木は約8000年前には存在したといわれている、長い歴史を持った観葉植物です。オリーブが登場する有名な話として、ギリシャ神話をご存知でしょうか。海の神ポセイドンと女神アテナが、アテネの土地を争った際に、「その土地の人に役立つもの」を競い、『オリーブの木』を捧げたアテナが勝利したという物語です。アテナが人々に贈ったオリーブは、さまざまな用途に使える「知恵」の詰まった贈り物。オリーブの木はこの物語にちなんで、「知恵」の象徴として広く知られることになります。さらに、古代オリンピックにおいて勝者にオリーブの葉の冠が与えられたことも有名で、オリーブの木を「勝利」の象徴として用いる場面も多く、現在でもオリンピックなどで使われています。
また、旧約聖書の「ノアの箱舟」にもオリーブが登場します。神は人々の悪行に怒り、地上を洪水で滅ぼすとノアに告げます。神に、家族とすべての動物のつがいを乗せる舟の建造を命じられたノアは、「ノアの方舟」を建造し、洪水を生き延びます。大洪水のあと、陸地を探すためにノアの放ったハトがオリーブの枝をくわえて帰ってきます。これを見たノアは洪水が静まり陸地に平和が戻ったこと知った…との一説に基づき、オリーブの枝は、ハトと共に「平和」の象徴とされるようになりました。
【ルッカ】葉の色が濃く、美しいので観賞用としても優秀です。自家結実性があるので比較的単体でも受粉に成功することがあります。 また、樹勢が強いので初心者の方にも栽培が可能な植物です。樹形は少し高く葉の間隔も程よくあるので、オリーブらしいとても美しい樹形になり、人気です。
【コレッジョラ】
【ミッション】比較的日本でも栽培されている品種で、直立型の樹形で美しく上に伸びた樹形が特徴です。 果実は楕円形の小さめです。樹勢は早く、生育は早いので剪定は必要ですが、比較的形も良くなり、日本でもよく流通しているので初心者に人にも栽培しやすい品種となっています。
【ネバディロブランコ】オリーブ自体の高さは7〜10mぐらいにもなり、よく枝分かれする植物なので樹形は横に大きく茂ります。また、樹勢は強いので、ご家庭で栽培される場合は剪定をこまめにした方が良いでしょう。
【シプレシーノ】防風林用として栽培されていたこともあり、防風性や防雨性は高く、栽培はしやすい品種となっています。
【フラントイオ】樹勢はあまり強くはないので程よい成長過程を楽しむことができ、樹形も広がりすぎることはなく葉も密集しないので剪定はあまり必要ありません。耐寒性はつよく、すこし寒い地域でも栽培することができます。
【コラチナ】樹勢が強く、早くに果実が結実します。自家結実性があるのでこの一本で、受粉も行えます。寒さにも暑さにも乾燥にも病気にも強いので、環境適応度が非常に高く初心者にもおすすめの品種となっています。