鉢植えオリーブの木の風対策|転倒・枝折れを防ぐ7つの工夫

鉢植えオリーブの木の風対策|転倒・枝折れを防ぐ7つのポイント
鉢植えのオリーブは、室内外を問わず楽しめる人気の樹木ですが、風の影響を受けやすく、転倒や枝折れのリスクが伴います。特に屋外では、事前の対策が欠かせません。この記事では、園芸の専門家の視点と実践的なアドバイスをもとに、「風に強い鉢植え管理」の具体策を丁寧にご紹介します。
① 重量のある鉢を選ぶ
風の強い環境では、軽いプラスチック鉢は非常に不安定です。陶器鉢やポリストーン鉢など、底が広くて重さのある素材を選ぶことで、転倒リスクを大きく下げられます。

また、見た目を損なわず風対策もしたい場合は、セメント系鉢カバーとの併用もおすすめです。
② 鉢底に重りを入れる
すでに使っている鉢をそのまま活かしたい場合は、鉢の内部にレンガや砂袋を追加して重心を下げる方法も効果的です。排水穴をふさがないよう、鉢底石→重り→土の順にレイアウトしましょう。
③ 支柱でしっかり固定
幹が細めの若木や、生長途中のオリーブは、風によるしなりや折れが心配です。園芸用の支柱を1本〜3本使用し、麻ひもなどでゆるく結びます。きつく締めすぎると幹を傷めるので、風で動く余地を少し残すのがコツです。
④ ベランダ・屋外では置き場所に注意
ベランダや屋外に鉢を置く場合、風の通り道や吹き上げるポイントを避けることが大切です。特にマンション高層階では、隙間風に注意が必要です。壁際や角に設置すると、風の影響を軽減できます。
⑤ 木のサイズに合った鉢を使う
高さ1m以上あるオリーブに対して、小さな鉢ではバランスが悪く転倒しやすくなります。幹の太さや枝張りに合わせて、鉢の直径30cm以上を目安に選ぶと良いでしょう。
⑥ ブロックや囲いで安定させる
鉢の外側をブロックやウッドカバーなどで囲い、固定することで、風の力を和らげることができます。DIYが得意な方は、木枠付きプランターを自作するのもおすすめです。
⑦ 台風・強風時は屋内へ避難
最大風速15m/s以上の予報が出た場合は、屋内または玄関・カーポートなどの風を避けられる場所へ移動してください。窓辺に置く場合は、ガラス割れの可能性もあるため、養生テープや防風フィルムなどで補強すると安心です。
よくある質問(Q&A)
Q. 支柱はいつまで必要ですか?
A. 根が鉢にしっかり張り、幹が太く安定するまで(6ヶ月~1年程度)は設置をおすすめします。
Q. 屋内に入れられない場合の対策は?
A. ブロックや植木鉢カバーで風よけをつくり、地面に近い位置に移動しておくと被害を減らせます。
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