オリーブの木とは?|歴史・象徴・品種の特徴をやさしく解説【鶴亀園】

オリーブの木について
オリーブの木は、約8000年前から人々の生活とともにあったとされる歴史ある植物です。
オリーブにまつわる神話と象徴
ギリシャ神話では、アテネの地をめぐって海神ポセイドンと女神アテナが競い合い、アテナが捧げた「オリーブの木」が人々の暮らしに役立つとされ勝利を収めたと伝えられています。この神話以来、オリーブは「知恵の象徴」とされるようになりました。
また、古代オリンピックでは、勝者にオリーブの葉の冠が授けられ、「勝利の象徴」としても広く認識されています。旧約聖書の「ノアの方舟」では、ハトがくわえてきたオリーブの枝により、洪水の終息と「平和」の到来が告げられたとされ、現在もオリーブの枝は「平和の象徴」として使われています。
代表的なオリーブ品種一覧
- ルッカ:濃い緑葉と美しい樹形で人気。自家結実性があり、樹勢が強く初心者向き。
- コレッジョラ:果実の品質が高く、比較的コンパクトな樹形で管理がしやすい。
- ミッション:日本で流通が多い品種。直立型で剪定しやすく、育てやすい。
- ネバディロ・ブランコ:大型に育つ樹勢の強い品種。こまめな剪定が必要。
- シプレシーノ:防風林用にも使われた耐風性に優れた品種。育てやすく管理も容易。
- フラントイオ:密集しない葉で剪定が少なめ。耐寒性が強く寒冷地にも向く。
- コラチナ:自家結実性あり、環境適応力が非常に高く病気にも強い。
どの品種もそれぞれ異なる魅力を持っており、育てる楽しさが味わえます。
よくある質問(Q&A)
- Q. オリーブの木は屋外と屋内どちらに向いていますか?
- A. 基本的には屋外(日光がよく当たる場所)が最適ですが、日当たりの良い室内でも育てられます。
- Q. 単体でも実がなりますか?
- A. 自家結実性のある品種(例:ピクアル、オークラン)なら一本でも果実がなることがあります。
- Q. 剪定は必要ですか?
- A. 樹形を整えたり、風通しを良くするために年1回程度の剪定がおすすめです。
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